2009年10月7日水曜日

グラン・トリノ [DVD]



伝え聞く処に拠ると、俳優として自身最後の出演作となると言われるクリント・イーストウッドの最新作は、全編苦虫を噛み潰したような表情といい、頑迷なまでに自己の信念を通し続ける気骨ぶりといい、やはりキマっているGUNを構える仕草といい、唾を吐き散らすクセといい、まるで、自身が今まで演じてきた役柄のセルフ・パロディ、集大成のような肌触りを感じさせる作品だ。
イーストウッド映画の大ファンとして、それだけでも嬉しく、万感胸に迫るものがあるのだが、今作は、そう言ったこれまでの映画的記憶と約束事を踏襲させたうえで、更に物語を昇華させ、メッセージをしっかりと発信させてくれる。敢えて内容には一切触れないけれど、物語の完結の仕方は、意外かも知れないが、やっぱり如何にもイーストウッドらしい。
ラストに流れる実子カイルらとの郷愁かつ感傷的なメイン・テーマを聴きながら(これは一度聴いたら忘れられない名曲。余談だけど、何故サントラ盤が未発売なのか!)、こんな形で神話的な引退作を撮り上げてしまったイーストウッドに改めて感服。
そして、劇中の東洋人の青年と同様に、過去のイーストウッド映画で、"男"としての教えを乞うて貰った者なら、ただただ映画に身を任せ、その豊饒さを感じれれば、それだけで幸福だ。

2009年8月11日火曜日

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (EVANGELION:1.11) [Blu-ray]



私は『序』を劇場で2回。DVDでも数十回は観ていますが、今回リリースされたver1.11も最初から最後まで普通に観てしまいました。

特筆すべきは鮮やかにそして美しくなった映像で、映画館やフィルムテレシネの特装版では黒く潰れてしまっていた背景の描き込みやモブキャラの表情までハッキリ判って新たな発見が出来ます。
特に鉄塔等の描き込みがもの凄く細かく、街並みも「えっこんなだったの!!」と全く違って見えました。
モブキャラに関しても「こんな表情していたんだ」て所まで判ってしまう!!。ヤシマ作戦時の暗い指令トラック内でも後ろに居るオペレーターの顔&操作パネルまでクッキリ!!。
ホント凄い!!。これだけでも観る価値十分ありなのですが今回の目玉?とも言える追加シーンも少ないですが必見!!。
冒頭でシンジとミサトが出会ってから初号機に乗るまでのシークエンスは従来の物よりもゆったりとした流れになりTV版に近づいた印象を受けましたし、冬月とゲンドウが前シリーズでは『旧劇場版』で初めて明かされた「使徒が生命の実」を「人類が知恵の実」を得た事を語る場面も追加されています。
他にもバージョンアップ&追加されたと思われる点が幾つかありましたが割愛しときます。
そういった点を探すのもまたこのソフトの楽しみですので…。

とにかく既存の物を観てor持っていてダブるからと購入を逃すのはあまりに惜しい!!、本当に別次元の『序』が体験出来ます!!。
この作品の真価はBlu-rayでこそ発揮されますので購入する際は是非ともBlu-ray版をどうぞ!!。

2009年8月5日水曜日

アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]



三作品とも成功していますね。やはりスタッフが同じというのはとても大切なことなのですね。(前作までの監督は製作の方にまわり、今回はクリーチャーデザインなどの巨匠、パトリック・タトポロスさんが監督をしていますが。)前作に比べ多少のスケールダウンはしているものの、これまでとは違い、ライカン(敵の狼男)にスポットをあてているので、とても新鮮で、また、ライカンに対するイメージも変わりました。パート1以前の物語ということで、俳優はどうするのだろうと思っていたら、きちんとパート1に出てきた俳優さんを起用しているので、その点にもひじょうに好感が持てました!アクションもさることながら、ジーンとくるシーンもあるので、作品のレベルは非常に高いです。これを見た後にぶっつづけでパート1が見たくなります!

2009年7月9日木曜日

崖の上のポニョ [DVD]



昨年夏に映画館で見て以来、子どもたちと「まだか、まだか」とDVD化を待っていました!
特に5歳の娘はポニョの大ファンでいまだに毎日、映画のパンフレットを眺めつつ、「崖の上のポニョ」を歌っています。
きっと忘れられないのでしょうね。

ナウシカやもののけ姫のような、壮大なテーマのジブリ作品が好きな方には少し物足りないかもしれません。

でも、トトロみたいなお話や、絵本・おとぎ話が好きな人には、ぜひぜひおすすめしたいです。

何も難しいことを考えずに素直にリラックスして楽しめる、本当に素敵な作品です。
DVDが届く日が楽しみです。

2009年7月1日水曜日

ムーンウォーカー [DVD]



映画をダイレクトに見ることはできませんでしたが、
2年ほど前にDVDを買いました。
もっと早く見ていればよかったと、惜しいことしたような変な気分。
BADの衣装で逃げ回るマイケルがとってもかわいい。
スムーズクリミナルのダンスは圧巻!!カムトゥギャザーも必見です。
もう何百回???見たでしょう。

彼がもうこの世にいないなんて…
このお話を見ているとなんだかとてもつらい気分になりました。
子どもの心を持ったまま、本当に星になったのでしょうね。。。
ご冥福を心からお祈りします。

2009年6月8日月曜日



今までみた事のなかった、美しい自然が見れます。
全編空から撮影された映像が、本当に素晴らしい!!
地球にこんな美しい場所があったのか!!と新発見できました。

2009年5月21日木曜日

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]



120インチ、フルHDプロジェクター(VP-11S1)での視聴感想です。

ブレードランナーはかなり以前にDVDで視たきり。“SF映画の金字塔”との触れ込みでしたが当時それほど深い印象を持った記憶はありません。

しかし、このブルーレイ版の画質は素晴らしい。

「未知との遭遇」のブルーレイ版も悪くなかったですが、それ以上の質の高さ。画質の甘さを殆ど感じませんでした。最近の映画はどうもCGに頼りすぎていて現実感、実態感に乏しい印象があるのですが、このブレードランナーは、昔ながらの骨太さを持ちつつ、地に足が着いたしっかりとした出来だと思います。

約2時間、心底堪能しました。出来る限り高性能な機器での視聴をお勧めいたします。

買って損は絶対無いですよ!

2009年5月20日水曜日

竜二 [DVD]



旧友と飲んでる時、私が高校の卒業アルバムに「花の都に憧れて飛んで...」と使わせていただいた事が話題になり、懐かしく早速持っていたビデオを見ると、かなり劣化しておりDVDを購入しました。

すべてのセリフにオリジナリティがあり、竜二が新宿を肩で風を切って歩く姿、背中を丸めて歩く姿、歩く描写だけでも素晴らしい。

竜二の弱気で半端な気持ちも伝わってきます。

この映画のカッコいい部分のいいとこ取りの長渕と比べるのもおこがましい。

刹那さと本物の男の哀愁を感じることができます。

2009年5月15日金曜日

劇場版グレンラガン 紅蓮篇 【完全生産限定版】 [DVD]



テレビシリーズを通してみて、劇場に行きましたが、驚いたことにストーリーが結構変わってるんです。

本筋は変わっていないけど、細部は結構変わっていて。

ですが、断然面白い!

テレビシリーズがつまらないとかではなく、「エヴァ新劇場版」のような完全新作として、と言った方がいいのかな。

画面上で繰り広げられる終盤のバトルシーンはGAINAXの本領発揮がされており、絵のクオリティはもちろん
演出・音楽に関しても超最高の出来でした。

10倍返し!どころじゃない作品です。

2009年5月14日木曜日

劇場公開10周年記念/セリーヌ・ディオン来日記念 タイタニック (アルティメット・エディション) [DVD]



約10年前に見て、映画に目覚めて、それからほぼ毎日一本ビデオ、DVDを見るようになりました!

昔にビデオで購入しましたが、この機会に購入しようと思ってます!こないだのテレビも見て、改めて一言ですが(^o^;凄い作品だなぁと思いました!

2009年5月13日水曜日

おくりびと [DVD]



確かに賞を取らなければ絶対観なかったが、良い映画だった。

私は両手分程の人を見送ったが、同じ納棺師でも化粧の段階で故人の顔を生前の面影なく変えられてしまいガッカリした事や、逆に故人に一番親身にしてくれたケアの人が施した綺麗な化粧を「どうかこのまま変えないで。故人もそれを望むはず」と斎場の人に頼んだ事などを思い出した。

で私もやはり「死化粧はこういう人達にして貰いたい」と映画観て感じた。

確かに納棺の儀は伝統ではない。本来するのは身内、現に母は曽祖母の死化粧をしたし映画でもそれは説明している。

でも「病院で湯灌させる場合もあるが難しい。普通の風呂の温度では傷むし、硬直してるし」と一緒に観た病院勤務の友人が言った。

死は時期予測が出来ない。若い人が突然亡くなったりすれば家族は現実を受け入れるのが精一杯。核家族化し畳の上での往生が普通でない今、隙間産業として納棺師は大切な仕事だと思う。

2009年5月11日月曜日

エイリアン アルティメット・コレクション [DVD]



エイリアン3の別バージョンの存在は、知っていたが、まさかDVDで観られるとは思わなかった。

全く別のアングルから、必死になって自分なりのエイリアンの一作目を創造しようとする、フィンチャー監督の苦労が目に浮かぶようで、感動した。

劇場で観たときは、駄作だと思っていたが、完全版はファンにとって必見である。

2009年5月6日水曜日

巨人の神話/スルタンの象と少女 ロワイヤル・ド・リュクス [DVD]



観客たちと同様、口を開けたまま見入ってしまう。

観客たちの感動する姿に、強く感動してしまう。観客が泣くと、私も泣いてしまう。

そしてこの巨大マリオネットを、必ず愛してしまう。

圧倒的な造形美、巨大であることの切なさ。

生きもの「らしさ」とは、息づかいやまばたき、眼球・頸椎の動きだなあと知る。

パブリックな大道芸が、観客たちのパーソナルな思い出に浸透していくさまを、俯瞰できる。

ああ、私もその場で体感したい!!

2009年5月5日火曜日

地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD]



往年の空想科学映画のにおいに満ち溢れた愛すべき小品です。

大作として作られてますが、その限定された空間でひたすら小さく話が展開していくのがいい感じです。

妙に癖になる作品です。

2009年4月26日日曜日

デス・レース [DVD]



上手くまとめられた映画を作るね!浅すぎず深すぎず、丁度良い位置にいて、それでいて迫力のあるカー・レース、アクションを沢山盛り込んでいる。

最近の映画でよくある「深いテーマ性を持つ」作品ではないが、「これぞエンターテイメントだろ?」みたいな、ホントに無邪気に楽しめる性質を持っている。

トランスフォーマーのような娯楽作品が好きな人にはホントにオススメ!・・・・ただしPG-12指定のついている作品なので、それなりにバイオレンスなシーンがあるのは知っておいたほうが良いかも。

苦手な人はホントに苦手だろうから。車と人が衝突するなんてのは見たくない!なんて人はやめといた方が。

2009年4月25日土曜日

ドキュメント of ROOKIES -卒業- [DVD]



スタッフ達との連携、監督をリスペクトしている所、また本人達の努力と素直さ(^O^)

どれを取っても良かったです。

2009年4月23日木曜日

劇場版グレンラガン 紅蓮篇 【完全生産限定版】 [DVD]



TVではバラバラ観てたので詳細はあまり判らないまま劇場版でデビューしました。

ロボットのデザインも目新しくないし(逆に笑えるデザイン)キャラもそんなにカッコよくないけどナンなんだろうこの惹きこまれる感覚は。

台詞は浅草演芸みたいだけどこれがまた良い!アニメには詳しくないけど画風というか描き方に凄く実験的なとこもありそれがまた上手くストーリーに融合している。

感覚的に凄く好きな作品です。観終わってから何だか元気な気分になりました。日本のアニメって凄いわ。誇りに思える。

「アニメはどうも・・」とかいう人もぜひグレンラガンの世界を覗いてみてください。いやぁマジパワーを感じる作品ですね。

2009年4月20日月曜日

P.S.アイラヴユー プレミアム・エディション [DVD]



映画の冒頭ではホリーは夫を失った悲しみから心を閉ざしていますが、亡き夫ジェリーからの手紙の助言で二人の思い出を1つずつ振り返る旅にでます。

最初はケンカばかり思い出すのですが、やがて二人だけの幸せな日々、出会ったころのときめきを思い出し、ホリー人生がふたたび輝きを取り戻し、彩られていきます。

ジェリーからの手紙を待ちわびるホリーですが、1通受けとるたびに彼と本当の意味でのさよならをして、前に進まなくてはいけないと言う現実に胸が切なくなります。

自分がいない妻の新しい人生への最高のラブレターの物語です。

2009年4月18日土曜日

モンスターズ・インク [DVD]



いつもながらピクサーの作品は舞台設定からストーりー、キャラクターまでよく練られています。他のピクサーの作品は人間社会の中にあるオモチャ、虫、魚、車といったものを擬人化しているけど、この作品ではモンスターだけの世界がパラレル・ワールドとしてあって、ドアで人間社会とつながっている設定で、モンスターの世界は人間の悲鳴を集めているというアイデアが良い。

体は大きいが優しいサリーと陽気で明るくお調子者のマイクのコンビのキャラクターも人間の女の子のプーも可愛かった。吹替えのホンジャマカの石塚、爆笑問題の田中のコンビも適役で、プロの声優ではないけれど2人のかけあいが面白く、いつもながらピクサー作品の吹替えの人選は良い。

後半のジェットコースターのようなドアの追いかけは迫力があったし、ラストのホロリとするような終わり方もちょっと感動します。エンドタイトルのNG集はいつものように楽しい。

2009年4月15日水曜日

蛇にピアス [DVD]



はっきり言って、とても芯のあるお話でした。

私は原作を読んでからこれを見たので、楽しめました。

ただ、吉高さんのヌード目的で買われる事はオススメしません。

衝撃が大きすぎると思います。

今回、吉高さんの演技には魅了されました。

これからも頑張っていただきたいです。

2009年4月14日火曜日

アイアンマン (2枚組)



最近のCG満載映画に飽きてましたが、久々面白かったです。

日本ではそれほどヒットしませんでしたが、アメリカで大ヒットした映画です。

主役が生意気な感じがしますが、正義に目覚めて戦うところなど、なかなかでした。

アイアンマンは見た目が全くかっこいいと感じませんが、なかなかどうして、映画を観ているとカッコよく思えてきます。

女優や敵役もすごい生き生きしていて、元気のある映画です。

次回作もあるので、興味がある人は観て損はないと思います。

2009年4月12日日曜日

おくりびと [DVD]



日本の美しい風景と情緒的な音楽と、静かな中にしっかり芯のある俳優陣の演技。
全体にとても澄んだ空間。

納棺という重く、シリアスなイメージを抱きがちな内容ですがユーモアもいい塩梅で盛り込まれ、決して暗くなり過ぎることなくふと力の抜ける瞬間もちりばめられていて 充実した作品でした。

ほんとに全員魅力的でとてもよく人物像も描かれていました。

山崎さんなどベテラン陣はさすがとしか言い様が無かったです。

個人的に広末さんの演技が最初のうち浮いているように感じられ違和感を覚えましたが、ストーリーが進むにつれ広末さんが配役された必要性みたいなものが分ったような気がします。

このような素敵な日本の作品があるというのは誇りだと思います。

たくさんの人に観てほしいです。

2009年4月10日金曜日

バイオハザード ディジェネレーション フィギュア付 ブルーレイBOX



実写でミラジョボビッチのぱっとしない作品が3作ありますが、この作品は一番出来が良いです。

こういうのをカプコンが作りたかった作品なのだろうと思いました。

全部CGで描かれていますが、実写の作品としても成功したのではないかと思えるくらい完成度が高いです。

ウィルスとテロをからめたストーリー展開もすばらしかったです。

映画館での公開は、劇場数も期間も短かったのですが、発売されて速効で観ました。

面白いのでお勧めです。

2009年4月8日水曜日

X-ファイル:真実を求めて(ディレクターズ・カット) [DVD]



公開前から、かなり期待していた、久しぶりの劇場版X-ファイル!!

一緒に映画を観に行った友人は、Xファイル未体験者でしたが、この映画は、TVシリーズのX-ファイルを知らない友人でもスーッとXファイルの世界に入っていける内容だったようで、大満足してました!

もちろん、私のようにXファイル好きの人にとっては懐かしのモルダー&スカリーの絶妙なコンビネーションなどなど大満足の内容です!

まだ、Xファイルを観たことのない人にも、もちろん、Xファイル大好きな人にも、最高にオススメの映画です!

2009年4月7日火曜日

秒速5センチメートル [Blu-ray]



この作品は、新海監督独特の風景はもちろん内容も美しい作品です。

今回BD版も買い、拝見しましたが、「絵」を見ているだけで涙が出てきます。
もちろん「シナリオ」でも涙。

この作品は、一人でも多くの人に知ってほしい。
アニメには興味ない人でも、興味があるひとでも、ぜひ見てみてください。

2009年4月6日月曜日

ショーシャンクの空に [DVD]



冤罪によって終身刑を言い渡されショーシャンク刑務所に送られたアンディー。
そこで出会った仲間たちと少しずつ打ち解けていき刑務所で上手く生きていくようになる。
仲間に刑務所では希望は人を廃人にすると言われても希望を持ち続けるアンディー。
最後に伏線を一気に回収していくシーンはアンディーのかっこよさや爽快感がすごいです。

この作品には人の温もり、人の醜さ、生きる楽しさ、生きていく辛さ、色んなメッセージが込められていると思います。

今のこの一瞬は結果がどうであれ必ず自分の未来に繋がっているのだから絶望の中でも必死になって自分の未来を掴んだアンディーのようになれれば良いと思います。

2009年4月4日土曜日

櫻の園-さくらのその-プレミアム・エディション [DVD]



終盤の記念撮影のシーンの美しさだけで高評価になってしまう。

この映画を観る前は前作との比較に不安視が拭えませんが、話は全くの別物なので前作について払拭してみるのがベストな観賞方法だと思われる。

劇中の寺島咲の存在感は主役とされる福田沙紀を完全に圧倒し、コスチューム後の杏のあでやかさには息をのむ。

2009年4月3日金曜日

トロピック・サンダー 史上最低の作戦 ディレクターズ・カット 調子にのってこんなに盛り込んじゃいましたエディション【2枚組】 [DVD]



映画ファンなら観るべし。ただのドタバタと侮るなかれ。どこかで観たぞという名作のパロディやフレーズがてんこ盛り。それでいてけっこうな大作。

「メリーに首ったけ」「ズーランダー」のベン・スティラーが監督・主演。彼のもとに集まった共演者,カメオ(とも思えないような)出演者がすごい。観れば一目瞭然だが,超一線級スターが何人も。

私は爆笑というよりは,なあるほどと頷く感じで観ていた。映画をたくさん観ている人は,あの大物の使い方など,映画文法の巧みさに感心せずにはいられないのでは。

ベン・スティラー,ゆくゆくは世の中を震撼させる凄いモノを撮りそう。

今年度ゴールデングローブ賞助演男優賞部門に,ロバート・ダウニーJr,「あの大物(バレバレだが)」の2人が本作でノミネート。受賞は惜しくもヒース・レジャーに譲ったが,快挙だ。

特典ディスクが楽しそう。偽メイキングや,やり過ぎてカットになったシーンなど,劇場で観た人も購買意欲をそそられそう。

2009年4月2日木曜日

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スペシャル・エディション(3枚組) [DVD]



黒澤映画のリメイクではなく、スターウォーズのリメイクといった印象でしょうか。それがBGMを聞いてもわかります。

また監督が元アニメーターということで、宮崎アニメのパロディ要素もあります。

雪姫はレイア姫でもあるんですが、ナウシカでもあり、クラリスでもあります。

椎名桔平が装着している仮面の色が黒く、ダースベイダーを意識したデザインでもありますが、顎が割れてます。これ カリ城の伯爵でもあります。

また雪姫が敵兵を刺した時に刀を伝って血が手元に流れます。これ ナウシカのパロディ?いやオマージュってことでしょうか。監督の遊びでしょうね。

家族で楽しめるエンターテイメントに仕上がってるとは思います。

2009年4月1日水曜日

ゴッド・アーミー/悪の天使 日本公開版&全米公開版



この日をどれだけ待ちわびたか・・・。ついに、ついに日本版DVDの発売だぜぇ!。しかも日本公開版と米国公開版両方が収録されてるなんてサイコォォォォ!

内容は「神が人間を愛することに嫉妬した天使たちが天国で2度目の戦争を起こす」という設定を主軸に人間、天使、悪魔を描いた作品です。

この作品の特徴なのがなんといっても演出です。'天使座り'はもちろんの事、ガブリエルがウジエルを燃やすシーンは私の中ではNo.1で、このシーンを観た瞬間クリストファー・ウォーケンの大ファンになってしまいました。

またウォーケンを始めとするキャスト陣も個性が溢れていてたまりません。特にヴィゴ・モーテンセンのルシファーにしびれた人はたくさんいるのではないのでしょうか。

とにかくファンは長々と待った分、充分に堪能して、初めての人は痺れまくってください!

2009年3月31日火曜日

クローズZERO プレミアム・エディション [DVD]



というのも小栗旬演じる「源治」も格好良かったんですが、それ以上に山田孝之の演じる「芹沢多摩雄」が良かったです。

拾い食い(笑)しながら集団を束ねて歩く時の表情、二年のワシオ?に前蹴り食らわした後の表情、豪雨の中戦争前に源治と睨み合う時の表情、雨が上がって夕陽が射した時の表情、など監督いわく目が逝っちゃってるというか据わってるというか格好良かった。

源治に比べてタッパ(身長)はそんなにないのにあの表情とセリフまわしで凄くカリスマ的な人物になっているなと思いました。

2009年3月30日月曜日

バンク・ジョブ デラックス版 [DVD]


1971年に起こった銀行強盗事件の映画化だが、この事件は国家機密として多くの情報が依然封印されたままとなっているため、実話を元にある程度の調査とフィクションを交えて作られている。

実際の事件で貸金庫から盗まれたものがこの映画で描かれているような種類のスキャンダラスなものかどうか判らないが、もし世間に知れれば国家の一大事となるようなものであったは間違いない。

この映画の面白さは銀行強盗計画の準備や実行よりも、英国情報部局(MI-5)や警察、そして大人の事情がありすぎる貸金庫の契約者たちの事件前後の対応にあるのだが、脚本はよく練られていて、これらの人々がどこかで小さく繋がっていたり、強盗事件そのものがスキャンダル写真奪還のために MI-5が仕掛けたという設定も面白い。

強盗団のリーダーをジェイソン・ステイサムが演じているが、事件後にMI-5や犯罪組織とうまく取引する対応は出来すぎかなとは思うし、最後のアクションも観客サービスなのだろうが、この場面だけが完全なフィクションのアクション映画のようになってしまい傑作になり損ねたのが残念。

本当の犯人のその後はわからないが、裁判でおかしな証言でもされてしまっては困るので逮捕ではなく、最終的には無罪放免で逃がすか、殺して闇に葬るかのどちらかになったであろうことは想像がつく。

ミック・ジャガーのゲスト出演は楽しい。

2009年3月27日金曜日

彼女との正しい遊び方 [DVD]


物語は,遊びという名目で・・・している「姫」と,それに応じている恭史によって紡がれていきます。 

「姫」の行為の中に見え隠れするニュアンス,これがとっても愛らしい。

「雨と夢のあとに」でも魅力的だった黒川智花さん,この物語の中でも輝いています。

水嶋ヒロ君も,「カブト」のオレ様キャラとは違う感じをうまく出していて,いい感じ。

二人をとりまく方々については,無理があるんじゃないのと思うところもあるけれど,とにかく黒川さんの魅力が輝いていて,オン・エア終了後,また見たいなぁって気にさせてくれました。

たぶん,あまり陽の当たらない時間帯に放映されたので,知らない方が多いように思うけど,ちょっと,おすすめで-す。

2009年3月26日木曜日

センター・オブ・ジ・アース 3Dプレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD]


思ったより3Dの性能は割と良かったです。

赤青もそこまで気にはならなかったです^^

多少赤と青がブレて2重に見えるとか言うのはありますね。

パッケージが結構豪華でした。

透明なケースにDVDケースが入ってて、3Dに見えるシート?が入ってました。(表紙)

DVDのケースの中でちょっと不満だったことがあったのですが・・・

2よりもよく見るであろうディスク1がケースの左側にあって、広告や3Dメガネを留めるクリップ?も左側についていて、ディスクを出すときにいちいち全部取るのがちょっと面倒かな?と思いました。 まああんまり気にはなりませんが・・・

特典ディスク(2)の方にはインタビューやゲームが入っていました。

まだ2の方は観てないですが、ゲームはパソコンでやるのでしょうか。

2009年3月25日水曜日

炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー [DVD]


ほぼ満席の劇場で観ましたが、正直両戦隊それぞれの劇場版より格段に面白かったです。「ゲキスピードル」「ドルドル弾」といったリンクのさせ方のうまさ、理央とメレをどう甦らせるか等考え抜かれており、重厚なドラマ性の高さ故か電王人気に後れを取った感の有ったゲキレンの良さを今一度世に問うた形でしょうか。

前半はソウルを奪われたゴーオンジャーの獣拳修行を中心に、そして後半は無間龍ロンの復活に際しガイアーク3大臣も逃げ出してゲキレン完結篇の様相。

でもしっかりVSシリーズたらしめたのは両レッド・ジャン&走輔のキャラクター、ドラマをきっちり描いたからでしょう。必買です。

2009年3月23日月曜日

ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組) [DVD]


とにかく楽しい!‥の一言に尽きると思います。

出だしからザワザワ~と胸騒ぎが起こる様な展開に目が離せない。

グっと引き込まれ、見終わってからも後を引く余韻がある作品に大変満足してます。

キャスティングも個性溢れた演技を見せてくれます。ジョントラボルタの女装がハマっており、とても可愛いらしいですよ☆

何よりも勇気&元気が出るミュージカル映画でした。カッコイイ、カワイイ、楽しい、爽快!間違いなくオススメです。

2009年3月17日火曜日

ゲット スマート 特別版(2枚組) [DVD]



「プラダ」のアン・ハサウェイの変わりように驚いた。充実した変貌振りに舌を巻いた。

もちろん本編の映画そのものも充実していた。

アクションあり、笑いあり、トリックあり、手作り感を感じさせる古き良き時代のアメリカのドタバタ劇をリニューアルもので、本当にすばらしかった。

スタンディング・オベーションである。

2009年3月16日月曜日

丑三つの村 (成人指定版) [DVD]


十何年前にTVで観た記憶があります。

この青年はお国の為に戦争に行って立派に戦死する事だけを信念に召集令状が来るのを今か今かと待っていたのですが、結核になってしまいます。

途端に村八分にされ年よりのお婆さんと2人孤立してしまいます。

今まで関係してた人妻にも邪険にされて失望した彼は密かに銃や刀を集め始めますが山で射撃練習をしているのを知られ全て没収されてしまいますがまた集めます。

一人だけ彼に優しくしていた女の子がその変化に気付きます。

彼はよその村へ嫁に行く彼女に決行の夜には村に帰ってきては行けないと言い含めます。

その日に何をする気なのかわからないまま彼女は村を後にします。

決行の夜、一人残すのが可哀想とお婆さんを斧で打ち殺し復讐の幕が上がるのです。

古尾谷雅人は何年か前に自殺をしてしまいました。

彼は松田優作を敬愛していて彼が亡くなった後ショックから立ち直れなかったようです。

優作も彼を「いい目をしている」と褒めて可愛がっていたと聞きました。

また映画やTVが独特の雰囲気を持つ彼を必要としなくなった為仕事が薄くなり悩んでいたようです。

大好きな俳優だったので残念です。

今、映画界はこうゆう個性派俳優を使うと話題になる時代になりました。

もう少し生きていれば…とホントに残念です。

2009年3月14日土曜日

ハンサム★スーツ スペシャル・エディション 初回限定チェンジング仕様 [DVD]



作者の鈴木おさむさんの「人間、見た目じゃなく、心!」というメッセージも、こういう笑いあり、涙ありの展開だと、素直にうなづけます。

自分の奥さんの大島美幸さんを「癒やされるブサイク」役に持ってくるところも、好感が持てます。ちなみに「イケメン・スーツ」ではなく、「ハンサム・スーツ」とされたところにも、鈴木さんの言葉のニュアンスに対するこだわりを感じました。

「ハンサム」の方が言葉としては古いけど、何となく谷原さんや中条さんの雰囲気にぴったりなような気がします。

また、確かに第一印象って大事ですが、必ずしも「美人、ハンサムだから好きになってしまう」「ブサイクだから絶対好感が持てない」というわけでもないですよね。

いくら頭では美形だと分かっていてもピンとこない顔の人がいるし、少々難有りでも「優しそうな笑顔がいい」と惹かれてしまうこともある。

更に人の好みはそれぞれで、最終的には自分の波長に合う顔とそうでない顔があるってことになるのでは?

それに、くだんの鈴木さんの奥様がもし北川景子さんのような美人で、この映画に出演させていたら、「何か鼻持ちならない夫婦だなぁ」ってなるかも。

そう考えると、必ずしも美形が得なわけじゃないってことにも気付けますよね。

2009年3月11日水曜日

ぐるりのこと。 [DVD]



陳腐な感想ですが、ものすごく感動しました。

「これは実際にいた夫婦の話なの?」と思うくらいに、自然でリアル演じ方をするキャストがそれを加速させます。

特別なことは描いていない、だけど人物の周りに起こることと、それによって揺れ動く感情を丁寧に、丁寧に表現しているところが、今までにないものでした。

ざらにある愛とか恋の映画とは一線を画す作品です。

あなたの近くの、一番いとおしい人と見てほしいと思います。

2009年3月10日火曜日

ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]



買って本当によかったの一言に尽きます。

まず最初のスタッフタイトルから、本当にアナログのフィルムかと疑うクリアなエッジで、ここだけデジタルで作り直したかと思うほど。

本編への期待が高まります。

そしていよいよ夜のロサンゼルスの街並みが画面に現れますが、感動する美しさです。

尖塔の先から吹き上げる炎に若干粒子が目立つ物の、デジタル撮影されたかと勘違いしてしまいます。

元々特撮シーンは合成後のクオリティを保つために65mmで撮影されていましたが、今回そのオリジナルのフィルムを使ったとの事で、明らかに特撮シーンのクオリティが際だっています。

オープニングでタイレル社ビルにカメラが寄っていき、部屋の中の天井扇が回っているのが見えるカットがありますが、BD版では天井扇の下、窓の近くにホールデンが立っているのもハッキリと確認出来ます。

古い映画のBD化だと、フィルムの劣化などが目立ってBDの恩恵を受けているとは言いづらいモノもありますが、このブレードランナーに関してはその心配はありませんでした。

間違いなくブレードランナーファンなら確実に押さえておきたい逸品ではないでしょうか。

日本人ならではの見方として、解像度の上がった画面であちこちにちりばめられている日本語を探す楽しみも増えますよ。

2009年3月5日木曜日

インクレディブル・ハルク デラックス・コレクターズ・エディション 【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [DVD]



アン・リー監督の苦悩するハルクに比べると、こちらのハルクは、めちゃくちゃ激しい。

そう!この「激しさ」こそ、ハルク!!

映画後半のバトルはあまりにも痛々しく、激しすぎる。

ハルクの怒りが炸裂する暴力シーンが素晴らしい。

国内ではアメコミ映画の受けがいまひとつよくないのが残念ですが、大型テレビなどで、その迫力を是非満喫してほしいです。

2009年3月3日火曜日

ハッピーフライト ビジネスクラス・エディション



「スウィングガールズ」「ウォーターボーイズ」など、私の大好きな青春ムービーを世に送り出した、矢口史靖の最新作!
これは見ずにはおれません。

さてさて、物語は主人公の一人、綾瀬はるかが初めて国際線に出るところから始まります。

そこには社内でも有名なチーフCA、鬼教官がお待ちでした。

一方、この日がパイロットの最終考査くさい田辺誠一。

「仏の○○」がついてくれるはずが、風邪でダウン。

代役は威圧感満載の鬼教官!

「CA」と「パイロット」(あとは整備とコントロールセンター、受付)、それぞれの持ち場で物語りは進んでいきます。

それにしても展開がうまいなー。

と思ったのは、冒頭から中盤までが「なにげなーく」進んでいること!

なんとなく見ていてもしっかりと物語に入っていけるこのソフトさ。

これは毎回本当にすごいですね、この監督。

さらにそこから一気にテンションが高くなるのではなく、すこしずつ警告音がなるかのように、各持ち場で火種がくすぶりはじめます。
(オセロで白優勢だったのが、ぽちぽちと黒に変わり始めた感じ)

そこで一気に盤面が黒優勢に変化します!

あわやどうなるか?飛行機の運命は!

これだけでも十分だと思ったのに、各持ち場でさらに一つずつ不協和音が鳴り響きます。

「うえー、これ以上悪くなると思ってなかった!」

というような追い詰められる感。

引き込まれるような展開がアップテンポで続きます!

ところが、ある持ち場で事件が解決したことをきっかけに、すべての持ち場が好転しはじめるのです!

黒優勢の盤面がたった一手で白に塗り替えられたかのような。

まさに「マジック!」というような、あまりにもお約束で裏切らない展開。

しかし興ざめするようなことはありません!

このテンポ感にやられてしまいましたねー。

この監督、またそれぞれの持ち場のハッピーエンドを「きちんと描かない」のがいいんですよね。

「あ、多分このあとこうなるんじゃ…」とみんなが楽しめるような各持ち場の小さな展開。

とってもGOODな作品でした!

2009年2月27日金曜日

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD] ショーン・ペン



手前味噌だけど、08年どころか、これまで見てきた映画の中でもトップ10に入るほど素晴らしかった。

今でもエディ・ヴェダーの絶唱を聴くと魂は震え、旅情は掻き立てられ、この青年の「生」を想い胸が熱くなる。 

裕福な家庭に生まれ、大学をトップの成績で卒業した青年が、突如すべてを捨ててアラスカを目指す旅に出る――アメリカの新進監督がやりがちな、安易なロード・ムービーを思い浮かべるかもしれない。

だが、これは本当の自由とは何か、自分の力だけで生きるということはどういうことなのか、そんなイノセントでストイックなテーマをとことん突き詰めた、極めてアメリカ的な「事実」の映画化だ。

映画は2つの時間軸を行き来していく。クリスが各地で残した出会いと別れの痕跡を手がかりに、彼が見たであろう景色を追体験するロード・ムービー。

そして、アラスカに辿りついたクリスの、壮絶な生の煌き。クリスがここでどのように生きていたのかは、もちろんクリスしか知らない。

ショーン・ペンはこの濃密な空白を、彼へのシンパシーと想像力で以って補っていく。獲物を追い、自ら捌き、暖をとって眠る。そこには食って寝るという自然の営みしかない。けど、それがどんなに恐ろしく、厳しく、美しいものか。 

社会や親への反抗心、自分探し、放浪癖――クリスがこの旅を始めた理由にはそういうものもあったんだろうけど、普通のバックパッカーとはどうにも次元が違いすぎる。

究極の自由を見つけるための尋常ではない求道心が、彼を駆り立てていたとしか思えない。

自分がまとっていた俗物をどんどんそぎ落とし、ストイックな精神と肉体に作り変え、「約束の地」を目指したのだ。

物語の最後に、彼はある印象的な言葉を残す。少しではあるけれども、この映画を見た人は彼の見つけた「幸福」を分かち合うことができたと思う。

2009年2月26日木曜日

おくりびと [DVD]



アカデミー賞外国語映画部門で「おくりびと」が最優秀賞に輝いた。暗いニュースが多い中大変明るい話題です。

これからの日本映画の歴史に燦然と輝く快挙ですね。

これまでのカンヌ映画祭、ベルリン映画祭では最優秀作品賞の受賞がありましたが、アカデミー賞ではご存じ初です。

最近では、03年山田洋二監督「たそがれ清兵衛」が本選ノミネートされた時も大きなニュースになりましたが、今回は大賞受賞。本当におめでとうございます。一映画ファンとしてとても嬉しく思います。

また、これまで世界の舞台での受賞作品は「侍」が活躍をする時代ものが多かった。

本作はお葬式を舞台にした、これまで世界に好まれた作品とは全く異なるストーリーである。

そのような意味でも高い評価になるのではないだろうか。本作は映画だけではなく、小説、そしてマンガにもなっている。

そういえば、先日の直木賞受賞作品「悼む人」も「死」をテーマにした作品でした。

五木寛之氏の評価で、死が軽んじられている時代、出るべくして出たというようなコメントがあったように思いますが、映画「おくりびと」そして「悼む人」それぞれ若者が死に向き合う作品です。併せてご覧になるのも良いのではないでしょうか。

2009年2月9日月曜日

イーグル・アイ スペシャル・エディション (2枚組) [DVD]



「ディスタービア」のスタッフ、キャストがほぼ再結集したSF。

監督D.J.カルーソ、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ、スピ印の秘蔵っ子シャイア・ラブーフらが挑むのは、もはや使い古された様にも思える「リアルタイム警告電話」です。

どうせスピルバーグを口実に売り込んだトンデモ映画かと、映画館に観に行ったところ、違った。

作品自体はタイタニック級の長さなのに、全く飽きが来ない上に、アクションが前作とは考えられない程ハードで、それも無駄に詰めてあるのでは無くストーリーに沿って確りと!名作の域に達しているのではと思うぐらい立派でし。

但し、あまりにストーリーが出来すぎたからか、ラストの閉めがありきたりだったように思えますが、後愛敬。

シャイア・ラブーフが「インディ・ジョーンズ4」に続いて頑張ってますよ。

彼、最近スピ印の映画に引っ張りダコですが、彼、最近よく見る、いわゆる「顔売り俳優」では無く演技派!

難しいとされる怒りの表現やユーモアセンスが非常に秀出てます、正に今のハリウッドに必要な人材なのではないでしょうか。

彼も、ヒーローも良いけどやはり汚れ役やりませんかね、今後に大いに期待!

ストーリーは巨匠スピルバーグが10年前から温めていたものですのでお墨付き。

2009年2月8日日曜日

大決戦!超ウルトラ8兄弟 (通常版) [DVD]



封切されてからすぐ観に行きましたが、観終わった後の気持ちは清々しいものでした。

ウルトラマンのシリーズの映画を観て、すぐにDVDなどのメディア販売をして欲しいと思ったのはこれが初めてです。

観る前、ティガをメインに持ってきているところは今ひとつ不可解な気持ちがありましたが、観終わったあとは納得です。

自分がリアルで見ていたのは昭和のダンディ4なのですが、平成シリーズをリアルで観ていた人たちへの訴求力は、我々の世代には想像出来ないのかもしれません。

確かに「帰ってきたウルトラマン」の中に初代マンとセブンが出てきたときには、わずか3年の年月しか隔てていなかったにもかかわらず、幼心にものすごいインパクトでしたから、 10年のときを隔てて蘇った平成シリーズは感動ものなのでしょう。しかもティガもダイナもガイアもリアル当時のタレントが入っている(?)のか、完璧に当時の動きを再現していますし。

昭和世代にとっての今回の目玉は、当時のヒロインがすべて出演しているということです。このためにわざわざアメリカから「帰ってきた(!)」榊原るみを始め、今も色気を発散するひし美ゆり子など、これだけでもこの映画は必見です(笑)

ストーリー展開は、所々にツッコミを入れたくなるというウルトラシリーズによくあるもので、水準レベルだと思います。

パラレルワールドで、「何でもあり」にしているのも安直かもしれませんが、シリーズのファンなら逆に望んでいるところかもしれませんね。

昭和のダンディ4も、そろそろ映画に出られる限界の年齢に近づいているかもしれないので、集大成としてコレクトするのは良いのではないでしょうか。しょっぱなから二瓶正也が出てきて驚かせてくれますし(見違えてしまった!)、万城目さんの佐原健二とか、個人的に大好きな石橋けいも出ています。

リアル平成世代でも、メビウス世代でも楽しめる映画だと思います。

2009年2月7日土曜日

ザ・フォール/落下の王国 特別版 [DVD]



極力、本物の映像を使っています、との宣伝文句を疑いたくなる程の映像美です。

とても美しい、とは簡単すぎる表現でしょうか。

骨折したスタントマンと少女が、仲良くなる話?というと微笑ましい感じですが、スタントマンは本当は少女を利用して自殺するための薬を手に入れたいだけの子供な大人。

少女は、貧しい母と医者の通訳をしながら、都合の悪いことをはぶいて伝えるような気遣いも見せる大人な子供です。

とてもシビアなファンタジーとは言えないような話の展開もあるのですが、とにかく現実とは信じられないような景色や建物。

すてきです。

2009年2月6日金曜日

廃墟賛歌 軍艦島オデッセイ~廿世紀未来島を歩く~ [DVD]



廃墟ファンであった愚生は、行った事の無い端島の全貌を見てみたい、そういったつもりでこのDVDを見てみた。

人々が暮らしていた当時の映像も収録されているというから尚更見たくなったのだった。

あの「軍艦島」と言われる所以でもあるあの不気味なイメージしか無かったので、このDVDで演出されているものの印象で端島を見る事が出来た。

全然不気味という感じがしないのだ。

むしろノスタルジアを感じさせる出来に仕上がっている。端島出身の声優がナレーションを担当しているのもまたいい味を出している。

しかしラストに収録されている端島の写真の場所が現在の同じ場所に変わってゆく映像は涙が出そうになった。

「そして誰もいなくなった…」と…。

政府のエネルギー政策の転換によりこの島がうち捨てられたのは残念だが、世界遺産登録を目指しているそうだ。

ファンとしては是非この島の未来を応援したいなと思っている。この島が歴史の生き証人として…。

2009年2月4日水曜日

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (デジタルニューマスター版スペシャル・エディション) [DVD]



脳腫瘍で余命幾ばくも無いマーチン(T・シュヴァイガー)は病院で骨肉腫による末期ガンのルディ(ヤン・ヨーゼフ・
リーファス)と出会う。

マーチンは「天国ではみんな海の話をするんだ。

海の話が出来ないと仲間に入れてもらえないんだぜ」と話す。

海を見たことが無いルディのために2人は病院を抜け出し車を盗んで海を目指す。

しかしその車のトランクにはギャングの大金が入っていて、ギャングに追われることに。文無しの彼らは銀行を襲い、警察からも追われることになるが、ルディを人質と勘違いして警察は彼らに手が出せない。

こうして追手を引き連れながら、彼らは海を目指ざす。

死ぬ前にやりたいことを一つずつ叶えて・・・。

彼らの願いとは?

ティル名演です!そしてカワイイです!

後の方にギャングのボスのカーチス役でルトガー・ハウアーが出ていますが、さすが圧倒的な存在感!このボスの温情にホロリ。

ギャグもたっぷりありながら、最後にじんわりして泣ける、本当に充実感のある映画です。 

2009年2月3日火曜日

スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険 [DVD]



個性的な子犬達のやりとりが面白く、物語も感動的で、犬好きでなくとも楽しめる作品だと思います。

吹き替えの声も皆、とても可愛らしく合っていると思いました。

プレゼントにもお勧めです!!

2009年2月2日月曜日

007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]



本作の続編にあたる新作『慰めの報酬』の公開、そして大量の映像特典が追加された本作“スペシャル・エディション”(DVDは3枚組)の発売もあってか、 100分を超える興味深い内容の映像特典―これでも、けっこうな分量ですが―を収めた特典ディスクつきの2枚組が廉価版で登場とあいなった。

このところ、廉価版であっても特典ディスクを省かないケースが増えつつあり、これはとてもいい傾向だと思う。

さて、個人的には本作、『ゴールデンアイ』以来の、本当に心から楽しめる傑作に仕上がっていて、とてもうれしかった(監督が『ゴールデンアイ』の人でそれ以来の登板、とのことで、なるほど納得)。CG全盛のいま、あえて“生の迫力”にこだわったアクション&スペクタクル。

狙いすぎず、ストレートにカッコいい主題歌“You Know My Name”(『ベスト・オブ・ボンド』等に収録)。演出のテンポ、緩急のつけ方もうまく、実に心地良い。

そしてなんとなく、いろんな人に似ている気がして、日本人としては勝手に親近感が湧いてしまう6代目ボンドのダニエル・クレイグだが、まだまだ多面的な魅力を秘めた俳優であるように思われるので、このシリーズに限らず、今後もさまざまなタイプの役柄を演じていってほしいと願っている。

なお、新作『慰めの報酬』は、観客が本作を観ていることを前提に作られているようなので、十分に楽しみたいならまず本作を観ておくことがベター、というよりむしろマストといえるだろう。

2009年2月1日日曜日

20世紀少年 第1章 終わりの始まり 豪華版(生産限定) [DVD]




原作を読んでから映画を見に行ったんですが、まずキャラの似ようにビックリしました。ほんとにみんな似てて、とくにマルオとオッチョが似てたと思います。

ストーリーはほぼ原作と同じでしたが、とてもワクワクドキドキして見れました。

ロボットのシーンは興奮もので、見応え抜群です。トモダチも不気味さがよく出ていたと思います。

この映画は素直におもしろいと思えたし、つづきを早く見たいとも感じました。買って損はないかなと思います。是非一度見てみてください。

あ、買うならやっぱ豪華版でしょ!

2009年1月30日金曜日

ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]




20年ぶりのランボー最新作は、想像を軽く上回る傑作だった!! 還暦を過ぎたとは到底思えないスタローンの筋肉から、彼の映画への情熱を感じることができた!

物語はこれまでのシリーズ同様シンプルそのもの。タイ北部の村で暮らすランボーが、傭兵と共にミャンマー軍事政権に捕われたボランティアの救出に向かう、それだけ、以上、雑味なし。むしろそれだけの映画だったからこそ、これだけのテンションを保っていられる。

とにかくランボーと侮ってポップコーン・フレンドリーなアクションが展開されると思ってもらっては困る。一切の呵責なき人体破壊描写は病的なまでにグロいし、『プライベート・ライアン』以降の、「リアルな戦場を未整理なまま見せる」流れを十二分に汲んだ凄惨なアクション・シーンは、観客に未曾有の恐怖と緊張を与える。

そして、それだけじゃない。なぜなら、そこにランボーという「虚構の一人軍隊」がいるからだ。素手やら弓矢やらナイフやらガトリングガンやら、ありとあらゆる手でカウント不能の悪人どもを血祭りにあげていくこの男の「フィクション」が加わることで、よりド派手で荒唐無稽で鮮烈な戦場ができあがっている!

だから、スタローンの真意はリアルな戦場、リアルなメッセージを伝えることではないと思う。ましてや、大国や軍事政権の巨悪を暴くことでもない。スタローンが伝えたいのは、目の前で虐げられる市井の人々を放っておけない、まるでケンシロウのように怒れる男の咆哮だけ。

そこを勘違いしてる人が、「ただむやみにぶっ殺してるだけ」「アメリカはいつもこうだ」「何を伝えたいのか分からん」とか言って貶めているのが悲しい。むしろ、そんなランボーだからこそ、大国主義やイデオロギーにいとも簡単に翻弄されてしまう。そんな哀しい前提を、かつての自分も正しく理解してなかったと思う。

2009年1月27日火曜日

スノー・バディーズ 小さな5匹の大冒険 [DVD]




ゴールデンレトリバーの仔犬が本当にかわいいです。

話の内容も、ディズニーならではの「はらはら」「どきどき」そして感動のクライマックス。

子供も大喜びでした。日本でいつ発売かと思っていましたが、いよいよDVDで出るので早速予約しました。

この作品は親子で見ると感動します。犬好きの方にも楽しめるかもしれません。

さすがディズニー、アニメ以外でもいい作品を作っています。

邦画の犬ものとは違う爽やかな感動のドラマでした。

2009年1月25日日曜日

おくりびと [DVD] 滝田洋二郎




秀逸。。。

余計なシーンやせりふがない。

納棺師役の本木さん、山崎さんの、指先まで全神経を集中させたような、きめ細やかな演技。

映像は、この日本のくにの、四季の情景描写が、このうえもなく、ただ、ひたすら美しい。

そしてこの映画を支えるもうひとつの要素。

チェロの旋律が随所に、叙情的に、川のせせらぎのように流れ、心が清められるような気さえした。

職を失ったチェロ奏者大悟は、故郷山形に帰り納棺師に。悲しみに沈む遺族の前で、ご遺体を美しく整え納棺する、崇高なる儀式の遂行者。当初この仕事を拒絶した妻も、大悟がかれの友人の母の納棺を厳粛に執り行うのをみて、この職務が人間愛がなくてはできない、立派で気高いものなのだと理解し始める。。。

ラストがこの上なく、印象深い。

妻子を捨て、実に30年ののち、ひっそりと死んだ大悟の父(故・峰岸徹さん)。

その父の納棺を、大悟が自らの手で行うとき、父の手中に握られていたものとは。。。

別離していた父子の心が、最後の、本当の最後に、やっと通い合うような、この静かな場面が、みるものの胸をうってやまず、感動の余韻を、いつまでも、いつまでも、心に残すのだ。。。

公開直後、本当に亡くなられてしまった峰岸徹さんに合掌。

人はやがて死ぬ。人は死者をおくり出し、やがて自分もおくり出される。すべてのひとに平等に訪れる、その、静寂のとき。

ひとが生き、やがて死ぬことを真摯に受け止めさせられ、「おくる」、「おくられる」そのときと、人生の時間の大切さを、しみじみと考えさせられる。

みるものの魂に静かに染み入るような、美しく、情緒的で、そして品格の高い、日本映画の秀作の中の秀作。
星6つにも値する、私達にとって、とても大切な作品ではないかとおもいます。

ぜひとも、多くのかたにご鑑賞いただきたいです。

2009年1月17日土曜日

ソウ5 DTS【アンレイテッド】エディション [DVD]




本作は前作までのスリリングな展開はやや抑えめですが、ジグソウの後継者がそれに至った経緯と、過去のジグソウの犯行の裏側が部分的に明かされます。

ジグソウが後継者に対して「君はまだ全体を見ていない」と語った通り、本作では一連の犯行の全体像がまだ明かされていません。

またジグソウの妻への遺言の意味と遺品の中身も明かされないままです。

続きは次回作以降のお楽しみ、ということになるのでしょう。

相変わらず一番の見せ場は「新作」の残虐な処刑装置ですが、内容的には間延びすることがなく、ファンを納得させる内容でしょう。

2009年1月16日金曜日

レッドクリフ Part I コレクターズ・エディション




時代劇というと、戦いがテーマで暗い話が多いですが、レッドクリフは前向きな話です。

漢の皇帝を意のままに操り強大な権力を持つ丞相の曹操は、中国全土を支配しようと目論んでいます。
曹操との戦いに敗れ、滅亡の危機に瀕する劉備。

危機を脱するため、劉備の軍師、諸葛孔明は、同じく曹操に目を付けられている呉に同盟を持ちかけます。

臣下たちの思惑、戦い方が違うことに苦心する武将たちを支えているのが、呉の司令官、周瑜と諸葛孔明の友情です。

一つの大国に二つの小国が手を結び戦う姿は、逆境だからこそ生まれた結束力・信頼関係です。

中国の広大な景色と相まって、「この美しい風景を残すために戦うのだろうな」と感じさせます。

2009年1月12日月曜日

20世紀少年 第1章 終わりの始まり 通常版 [DVD]




マンガになくて、映画にあるもの、そのひとつが“音”です。原作の持つ雰囲気がそれらによってどう“立体化”するのか、期待して観ました。

小学生のケンヂがかけるEPレコードから流れるT.REXの「20th Century Boy」、重心が低く粘っこい轟音ギター、いつまでも色褪せないハードブギー魂は、やはりこの作品に沢山のエネルギーを入れてくれたのではないでしょうか。

ケンヂが路上で歌う自作の歌。

「・・・地球の上に夜が来る・・・」、この歌詞を原作で読むたびに、僕にはどうしても「天才バカボン」の初代アニメ(’71’~72年)テーマ曲のメロディーが浮かんできて仕方がなかったのです(・・向こうに来るのは“朝”ですけど・・)。

でも、ギャグとSFとジャンルは違えどもどっちもある意味シュールなので、“まあ、いいかぁ・・”と心の中でテキトーにケンヂと一緒に歌っていました。ところが、映画のエンディグで流れる「歌」を聴いて、“おいおい、カッコいいじゃぁないのぉ~・・・!”。

次回作を観ようか迷っていた自分の背中を押してくれたのは、やっぱりケンヂでした。

2009年1月8日木曜日

ハプニング (特別編) [DVD]




セントラルパークを中心に謎の自殺を遂げる人々。

高層ビル工事現場では、次々に作業員が飛び降り自殺をする。

渋滞の車列、一台の車のドライバーに話しかけた警官は「風が吹いて来ましたね」という言葉を発した直後、自らの拳銃で頭を撃ち、自殺。

ドライバーは倒れた警官に歩み寄ると、足元の拳銃を拾い上げ、彼も頭を撃って自殺する。

・・・一体、何が起こっているのか。

いったんは毒ガス散布のテロ攻撃と報じられたが、その後、二転三転する情報。

不安に駆られた人々は都市部から脱出をはじめるのだが・・・。

90分間、ずっと緊張感が持続する映像。

主人公エリオット(マーク・ウォールバーグ)の周囲に限定されたストーリー展開が実に見事だ。久々に、シャマランらしさ炸裂。

傑作と言って良い。

2009年1月6日火曜日

大決戦!超ウルトラ8兄弟 メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD]




かつてこれ程までに公開が待ち遠しかった映画があっただろうか。

正直俺は映画を余り観ない。映画館に行く事が一月に一度以上あれば映画を良く見た一月だった、と言う程にだ。

だが気付いてみれば公開から2週間で俺はこの映画を6回も観ていた。ありえない。

爆発の破片に散りばめられた8人の影絵が飛んで来るオープニングタイトル、序盤からフルスピードで展開されていく物語、そして平成三部作の主役達の10年振りの変身。鳥肌が立ちっぱなしだった。最初に観た時の興奮が今も思い出せる。

でも何よりこの映画にのめり込める原因は、子供の頃テレビで観ていたティガ達が、俺達が大人になった今またスクリーンに帰ってきて活躍するのを観て、20歳のはずの「俺」がいつしか10歳だったあの頃の「僕」に戻っていた事だ。

前作「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」で多くのオジサンが号泣したと言う情報を耳にして、「えー?」と正直思っていたのだが、今回映画を観てその気持ちが良く解った。オジサンたち本当に申し訳ない。

ダイゴも、アスカも我夢も、テレビの「あの頃」とは何か違う。純粋に彼らが成長したとか、そう言うのを抜きにしてだ。でも物語が進んでいくにつれて段々と彼らももう一人の自分に気付き始め、「あの頃」の彼らとダブっていく。

それに合わせて「俺」もかつてテレビで彼等の活躍を見ていた「僕」にダブっていく。

懐かしいファンファーレと共に復活したティガ。それに続き現れたダイナとガイアが帰ってきた時、「俺」はそこにいなかった。そこにいたのは、紛れも無く90年代中盤土曜夕方6時にテレビにかじり付き、録画しては翌週の放送まで何度も何度も繰り返し観ていた「僕」だったのだ。

この映画は、懐かしいヒーローの活躍を観る事で、「あの頃」知っていたはずの、今は忘れてしまった物を思い出させてくれた。

純粋だった「僕」にもう一度会わせてくれた。そんな「あの頃」の自分に会いに行くタイムマシンのような映画だ。

色々突っ込み所もある作品なのは事実。でもそんな堅苦しい事、「俺」は言っても昔の「僕」は言っていなかった。

大人の感情など捨ててしまおう。

子供に帰ろう。あの頃純粋にヒーローに憧れていた自分を思い出そう。大切な物を思い出す為に、「覚醒」せよ、全てのウルトラファン達よ!

2009年1月5日月曜日

大決戦!超ウルトラ8兄弟 メモリアルボックス (初回限定生産) [DVD]




かつてこれ程までに公開が待ち遠しかった映画があっただろうか。
正直俺は映画を余り観ない。映画館に行く事が一月に一度以上あれば映画を良く見た一月だった、と言う程にだ。
だが気付いてみれば公開から2週間で俺はこの映画を6回も観ていた。ありえない。
爆発の破片に散りばめられた8人の影絵が飛んで来るオープニングタイトル、序盤からフルスピードで展開されていく物語、そして平成三部作の主役達の10年振りの変身。鳥肌が立ちっぱなしだった。最初に観た時の興奮が今も思い出せる。
でも何よりこの映画にのめり込める原因は、子供の頃テレビで観ていたティガ達が、俺達が大人になった今またスクリーンに帰ってきて活躍するのを観て、20歳のはずの「俺」がいつしか10歳だったあの頃の「僕」に戻っていた事だ。
前作「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」で多くのオジサンが号泣したと言う情報を耳にして、「えー?」と正直思っていたのだが、今回映画を観てその気持ちが良く解った。オジサンたち本当に申し訳ない。
ダイゴも、アスカも我夢も、テレビの「あの頃」とは何か違う。純粋に彼らが成長したとか、そう言うのを抜きにしてだ。でも物語が進んでいくにつれて段々と彼らももう一人の自分に気付き始め、「あの頃」の彼らとダブっていく。それに合わせて「俺」もかつてテレビで彼等の活躍を見ていた「僕」にダブっていく。
懐かしいファンファーレと共に復活したティガ。それに続き現れたダイナとガイアが帰ってきた時、「俺」はそこにいなかった。そこにいたのは、紛れも無く90年代中盤土曜夕方6時にテレビにかじり付き、録画しては翌週の放送まで何度も何度も繰り返し観ていた「僕」だったのだ。
この映画は、懐かしいヒーローの活躍を観る事で、「あの頃」知っていたはずの、今は忘れてしまった物を思い出させてくれた。純粋だった「僕」にもう一度会わせてくれた。そんな「あの頃」の自分に会いに行くタイムマシンのような映画だ。色々突っ込み所もある作品なのは事実。でもそんな堅苦しい事、「俺」は言っても昔の「僕」は言っていなかった。
大人の感情など捨ててしまおう。子供に帰ろう。あの頃純粋にヒーローに憧れていた自分を思い出そう。大切な物を思い出す為に、「覚醒」せよ、全てのウルトラファン達よ!

2009年1月3日土曜日

蛇にピアス [DVD]




吉高由里子さんが脱いだ事で話題になった作品ですが、それに見合った以上のセンスや作品に対する思いが詰まった作品です。

冒頭の渋谷でボディービルダーの山岸さんが映ったときに蜷川監督のセンスを確信しました。
ボディビルダーとしてアメリカで戦うには体をより美しくみせる為に薬物を使わなくてはならず、まさに「身体改造」の分野で戦う戦士をここで使うとは。

役者陣も奮闘していて主演の吉高さんは役柄はふらふら揺れてる感じだけど、演技は最後までブレてなくて良かったし、ARATAさんの演技も(個人的にはピンポンのスマイルみたいな役をまたやって欲しいけど)良かったです。

ただ、吉高さんの裸目当てだったり、興味本位の人は後悔するかもしれません。
演技力と年齢以上の色気を持っている人なのでそういうシーンの興奮度は高いですが、作品が作品なだけに目を瞑りたくなるようなシーンも多々ありますので。

事実、映画館で僕が見た時に明らかにソレ目当てな(笑)男子高校生グループが気分悪そうにしてました。

観るのに体力がいる作品なので映画を鑑賞する事に正面から向き合える人か原作が好きな人ならきっと気に入る作品だと思います。

2009年1月1日木曜日

ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション 【Amazon.co.jp 限定リバーシブル・ジャケット仕様】 [DVD]




アメコミ風映画、以上終わり。
ではない 映画です。
後半になってがらりと状況が変わるのですが、そのときのアメリカと世界状況、いまのそれを年代とあわせて見つめ直すといろいろ見えてくるものがあります。

アメコミヒーローは正義のヒーローではなく”アメリカの正義”を象徴するものですが、そこをどう見るか です。主人公の帽子にはキャプテン・アメリカと同じ鷲のマークが描かれています。これをたまたまと見逃すのではなく、メッセージがあるものとして想像を働かせると見えてくるものが変わってきます。
ブッシュ政権下、テロ攻撃を受け、報復攻撃をしたアメリカの正義はどこなのか。”黒人”のヒーローの居場所はどこか。

上映当時は、まだオバマが大統領になるかどうか 誰もが半信半疑でした。
そういう時代の映画です。

また、『ダークナイト』が大ヒットの上、絶賛され、自己資本で映画を撮れるのが、マーヴルとピクサーだけになってしまった疲弊したハリウッド資本が、アメコミ風な映画を撮った というのも興味深い点です。
このあとアメリカはサプライムローンで大打撃を受けるので、その時代に作られた商品がどういうものだったのか と10年後くらいに見直すと、また面白いでしょう。