2008年12月1日月曜日
アフタースクール
断言しましょう。
「この映画は『青春映画』です」と。
騙される快感とか、どんでん返しの妙味というのも
勿論この映画の大きな魅力です。
中盤のあるシーンを境に、それまでの数多のシーンの
登場人物・立場・意味がことごとく覆されていく。
さながら『ルビンの壷』を観て
「えっ?!壷じゃなくて、向き合った2人の横顔だったの?!」と
新たな視点を得たときのように。
中盤までは、青春とはおおよそ程遠い
ダークなオトナの訳アリ事情満載で怪しく進行。
そして、テクニカルな快感を経て
終盤にこみ上げるのは、ほろ苦い想い。
青春時代を甘く回顧するわけでなく、
オトナとしての、青春の落としどころを見るような。
そのビターな感覚が、「3人の同級生」と同世代の
自分にとっては、何とも『青春映画』でした。
キャスティングも絶妙。
ちょっとお調子者だけど、真面目でアツい神野。
飄々とマイペースで、しかし影のありそうな木村。
世を拗ねシニカル、だけど何処かとぼけた所のある北沢。
そんな各々の人物像に息吹を吹き込めるのは、
やっぱり今ならば、このお三方でしょう。
他の登場人物も、何とも人間くさい面々で面白いです。
1回観終えたら、誰かの視点に変えて
もう1度観返したくなるような、そんな作品です。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿